フェルデンクライス・メソッドワークショップin京都

京都市にてワークショップを開催しました。今回はフェルデンクライス・メソッドの観点から「呼吸」について探索しました。

【日時】 2011年5月5日(木・祝)    10:00~16:00

【場所】 ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)
【講師】 森近 貴幸(理学療法士、フェルデンクライス・メソッド プラクティショナー)
【主催】 フェルデンクライス岡山
【後援】 日本フェルデンクライス協会


↓ワークショップの内容↓

・ボディスキャン
床についている部分。呼吸でどこから動き出すか?深呼吸で腰のすき間の変化は?
胸郭の動きの制限はないか?


・手を腹部と胸郭に置いて、呼吸でどこが広がり動いているのかを感じます。
息を吸って止めて、空気の玉を胸の方と腹部の方へ上下にシーソーのように移動させます。




・四つ這いからお尻を踵に近づけて、頭を床につけてお祈りをするような姿勢で呼吸をするとどう変化するかを感じます。


・FI
ペアになって、側臥位で片手を体幹のどこかに当ててみます。当てられている方は、手を当てられている所を意識します。背臥位で左右差を感じます。
反対側の側臥位で同じように手を当てて、呼吸に合わせてついていくようにし、そのあとはもう少し動きを引き出せそうなところを探して手を当てます。


・ATM
背臥位で膝立て位、息を止めて空気の玉を上下に移動させます。
逆説的呼吸(シーソー呼吸)・・・胸部と腹部に手を当てて吸気で胸部を膨らませ、呼気で腹部を膨らませまます。
空気の玉を上下に→空気の量を半分に→普段の呼吸ぐらいの量で、逆説的呼吸→速く→ゆっくり

・FI
逆説的呼吸をタッチで行ないます。最初は呼吸についていくように、そこから同調するように、そして押さえつけずに少し呼吸を先取りして行ないます。


・ATM
四つ這いで息を止めて空気の玉を上下させます。
お祈りのような姿勢で逆説的呼吸を行なってみます。
四つ這い(腰を反らす)で空気の玉を上下させます→背中を丸めて空気の玉を上下させます。
四つ這いで空気の玉を上下(量は心地よいぐらい)させ、背中に意識を向けます。

・側臥位、肘で体を支えます。空気の玉を上下します。反対側でも同じように行い、骨盤の動きにも注意します。あぐら座位で、体の前面で腕を交差させて自分自身を抱きしめるようにして空気の玉を上下します。


・FI
側臥位で肋骨と骨盤にこぶしを当ててみます。
次に骨盤を前後から手を当てて骨盤の動きを感じながら呼吸と同調させます。


・ATM
立位で側屈・回旋をしてみて、感じはどうか?
背臥位で両手をわき腹に当て、左右の動きの違いを感じてみる。
手の甲を床につけ、右膝を立てます。右手を右踵に伸ばしていって、戻す。右のわき腹が縮んで左側は延びます。右手を右踵に伸ばしたときに、膝は天井に向けたまま右の骨盤を少し持ち上げます。反対側も。


両手を組んで頭の後ろへ。立て膝で頭を何回か持ち上げます。両肘を閉じて2~3回頭を持ち上げます。
次は両肘を閉じて頭を左右へスライドさせます。右にスライドしたときは右肘は足元へ、左肘は天井へ。頭も転がしてみます。骨盤も少し浮かせて左右にスライドさせます。頭部も連動させて行ないます。そして、体幹の側屈・回旋をしてみてチェックします。

・FI
両手を頭の後ろで組んで、もう一人は肩甲骨あたりから持ち上げてスライド・回旋・屈曲させてみます。
背臥位で手を踵に近づける動きや、立位で側屈・回旋などをしてみて確認してみます。




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